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・g-Stage 共に田園集落を考えましょう!

 先ずは、田園集落を海外の類似事例からイメージします。

    
写真:齊木祟人

 この写真は、ロンドンから北方約50kmの場所にあるレッチワースです。「明日の田園都市」の著書でも知られるエベネザー・ハワード氏が中心となって1903年に開発された最初の田園都市計画です。既に100周年を迎えていますが、レッチワース財団によってまちづくりが運営され続けています。敷地面積約1600ha、人口約34000人。


    
写真:Designing Sustainable Communities

 この写真は、カリフォルニア州デイビス市に1981年に建設されたビレッジホームズです。ニューアーバニズム「アワニ−原則」の策定に参加したマイケルコルベット氏が中心となって、生態学的に持続可能なコミュニティの建設に取り組みました。敷地面積約24.3ha、住宅戸数240戸。

 2つの事例は、計画的に開発された郊外住宅地のお手本のひとつと言えます。
 日本ではどうなのかということになりますが、東京・大阪ともに言えることは、明治期以降の郊外電車の発展と中産階級の増大が郊外文化を形成することになり、そこに郊外住宅地や別荘地が開発される経緯がありました。当初、阪神間では苦楽園等、東京では田園調布等が田園ユートピアを夢見て開発されたのでありますが、都市化の進行とともに宅地も建て詰まり(税制や土地高騰の影響)、田園調布でも小割りした宅地開発が発生するあり様です。
 都市に人口集中してしまった結果、都市近郊の郊外住宅地は空き地の並ぶ惨憺たる状況です。それは都市の自然環境崩壊も意味しています。かつては田園都市として計画された街々も都市化に飲み込まれています。一方、郊外住宅地が田園集落として相応しいものになっているのかというと残念なことにそうはいっていないのが現状です。事業性を追求した結果なのか、全国共通の小さな背割り型宅地が並ぶまちづくりに仕立てられ、味のある街づくりに欠けます。
 日本独特の土地に対する固執もありますので、ここで示した事例のようなものがそのまま出来るとは言えません。しかし、土地神話が崩壊したこれからの郊外住宅地開発においては、そこの土地が持つ環境資産を活かせるかがキーワードとなります。風土を踏まえながら環境資産を持続できる住宅地計画こそ、中根・金田台地区が目指す新しい田園集落なのです。

■参考図書■
「明日の田園都市」 E・ハワード著 鹿島出版会
「Designing Sustainable Communities」 Judy Corbett and Michael Corbett著 ISLAND PRESS
「郊外住宅地の系譜」 山口廣編 鹿島出版会
「阪神間モダニズム」 阪神間モダニズム展実行委員会編 淡交社
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