平日の茶屋は誰も来ない。お腹の白いトラ猫だけが、特にお茶や団子を頼むわけでもなく、 適当に寛いでいた。「お兄ちゃん、仕事は?」と店のおばさんが僕に聞く。 カバンからカメラをわざと大儀そうに持ち上げて「長い休みですよ」と応えた。 猫に明日を占おう。