 |
琵琶湖の水面はいつもおだやか。.
淡水の湖だということを疑ってしまいくらいに広い。その琵琶湖に浮かぶ島ではたくさんの猫と出会えることができる。島に着くと漁港に船がたくさん停泊しているのが見える。淡水だから潮の匂いがしないのが不思議になるほど、海の風情を漂わせている。だが、海のような雄雄しさは水面から感じられない。だからここの猫たちは水を怖がらない。海だったら波で流されることも考えられるし、本能的に猫は海には近づかないものだが、ここの猫たちは水面下の「何か」を(魚?)舫綱を伝い、手づかみで獲ろうとするのだから、見ていてヒヤヒヤする。そしてこの島には車がない。車にかこまれている僕から見れば、非常にスロウな空間だなと感じてしまう。人間も猫も車の往来を気にしなくていいから、おおらかに移動している。ここではそれが普通なのだ。 |